【3次元】スターウォーズの世界が現実に!最新義手「ルークアーム」誕生
ソパ!
スターウォーズ見たことある?
筆者はかなりスターウォーズが好きなので1~6まで何度もみている。
そんなスターウォーズに出てくるような未来の技術がまたひとつ実現しようとしている。
今回は、最新義手のはなしだ。
■その名も「ルークアーム」
セグウェイを作った発明家ディーン・ケイメン氏が新しく開発したのはロボット義手「LUKE Arm(ルークアーム)」。
2016年後半に発売されるそうだ。
© Mobius Bionics LLC. All rights reserved
「ルークアーム」という名前でピンくる人もいると思うが、あのスターウォーズの「ルーク」だ。
ルーク・スカイウォーカーの義手はこちら。
正式に販売するにあたって「ルーク」だと映画ファンにしか伝わらないと考えたのか、単語に意味が付けられた。
Life(生活)
Under(下の)
Kinetic(動的)
Evolution(進化)
「生活における活動の進化」とでもいったところだろうか。
■どんな技術が使われているの?
「筋電信号を利用する」ということなのだが、どういうことなのか調べてみた。
筋肉を動かすときに脳から筋肉に伝えられる電気信号のことらしい。
ということは、そもそも人間は電気で動いているということだ。
その電気信号をうけとって「ルークアーム」は動く。
また、「ルークアーム」の特徴として、一度に複数の関節が動くので、より複雑な動作も可能ということだ。
開発には米国防高等研究計画局が2006年から資金を投じている。
1万時間以上のテストを実施し、高い安全性がすでに認められている。
製造を引き受けてくれる会社がこれまで見つからなかったらしい。
そして、今回製造を行うことになった会社が「モビウスバイオニクス(Mobius Bionics )」だ。
■お高いんでしょう?
じつは、値段については公表されていない。
装着する人に応じてカスタマイズや調整などがあるためだろう。
通常の筋電義手は150~1000万円ほどかかるらしい。
想像するに「ルークアーム」は800万円くらいするのではないだろうか。
「ルークアーム」を希望する人は公式HPの登録フォームからの申し込みが必要とのことだ。
高性能な義手が必要な人にとっては嬉しいことではないだろうか。
■まとめ
「開発には米国防高等研究計画局」が関わっているとサラリと書いたが、筆者は「米国防」が引っかかる。
軍隊が絡んでいるのだ。
腕を失った退役兵への救済措置として研究されているということだろう。
ただ、これらは兵器への転用も可能だということを忘れたくない。
以前このブログでも紹介した「爆弾ロボット」の件も踏まえると、手放しで喜べることばかりではなさそうだ。
なるべく平和的な利用がされることを期待しながら、年老いた「ルーク」が出てくるスター・ウォーズVIIIを楽しみたい。
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