【3次元】AI美人コンテストでのミスから始まる怖い話
ソパ!
見た目に自身ある?
筆者は普通よりは良いほうだと自負している。ふふん。
だって、娘がチョーカワイイんだよ?
こんな親バカは置いておくとして…。
ちかごろ、見た目をAIで判断するコンテストが開かれたみたいなんよ。
美人コンテストの審査員はAI
ユースラボラトリーズ研究所がつくった「AI審査員」による美人コンテストが開かれた。
応募者数約60万人とかなり多い感じ。
このなかから、美人を探しだすというわけだ。
頑張れ「AI審査員」!
さて、AI審査の基準は次の3つ。
・顔の左右対称
・シワ
・実年齢と比較した見た目
正直なところ、これだけで見分けられるの?と思う。
美しさってもっと色々あるでしょ?
まぁ、AIのコンテストだから仕方ないか。
そして、最終選考に44名が残った。
ところが、ここで問題が発生したのだ!
白人が多かったのはだれのミス?
なんと最終選考に残った人のほとんどが白人だったのだ!
白人:37人
アジア人:6人
その他:1人
どう見ても「白人主義」だ。
だが、白人ばかりが選ばれてしまったのには理由がある。
AIの教育方法だ。
まずは基礎となる「おバカなAI」にディーブラーニングというお勉強をさせる。
沢山のサンプル画像を読み込んで、「人間にはいろんな顔があるんだ」と理解させる。
これで「まともなAI」になる。
ところが、3つある判断基準のうちの「シワ」に関する勉強で、「白人」の画像を多く使ってしまったらしい。
しかも、シワをシワとして判断させず、「濃い色」と判断させたのだ。
画像のドット単位で「白い」か「茶色」かを判定した結果…
シワがある→色が濃い→美しくない
という風に覚えてしまったというわけ。
そりゃ、選ばれるのは白人ばかりになるよねぇ。
シワ担当を呼び出して説教だな。これは。
AIのミスは人間のミス
意図しなかったとはいえ、AIが「白人主義」になったわけだ。
こういったAIの判断ミスは人間のミスによって生まれる。
今回は、美人コンテストだったので大したことにはならなかった。
だが、これがロボットや医療に使われるようになったら、間違って人が死んでしまう可能性もある。
人間のミスがAIのミスに繋がる。
この事実はよく覚えておいたほうがいいだろう。
まとめ
まだ、AIは一般的ではない。
でも、近い将来、必ず一般の家庭にも入ってきて、なんにでもAIが使われるような時代がやってくる。
そうなったとき、AIがなんらかのミスをしたら、それは人間のミスであるということを覚えておこう。
「AIがしたことだから」は言い訳にはならないのだ。
そして最後に、AIのミスは人間が意図的に組み込むこともできる。
そのことを忘れないように…。