【3次元】ホラー映画「Morgan」とAIの変わった使い方
ソパ!
怖い映画すき?
筆者は子供の時に母親に連れて行かれたホラー映画のことが今でも忘れられない。
あれは怖かったな~。
今回は、そんなホラー映画とAIが関係している話題。
AIが主役のホラー映画「Morgan」
20世紀フォックスの新作ホラー映画「Morgan」
英国で9月2日公開だが、日本公開は未定。
人間に反抗する人工知能(AI)がテーマらしい。
ちょっと見てみたくない?
というわけで、宣伝映像(トレーラー)がこちら。
いかだっただろうか?
結構、怖そうな雰囲気…。
だけど、トレーラーの後に謎のおっさんが話し始めて、ナニコレ?となったかと思う。
実はこれ、IBMのAI「ワトソン」に作らせたトレーラーなのだ。
どうやって作らせた?
AIにはまず勉強させろ!
というわけで、ホラー映画のトレーラー100本以上をAI「ワトソン」に勉強させたらしい。
「ワトソン」は視覚、音声、構成などを分析。
トレーラーがどうしたら怖くなるか学習。
その後、映画「Morgan」の本編をとりこむ。
そして、トレーラーに必要な10個のシーンを取り出した。
合計6分の映像を、意味が通じるように人間が繋いで完成。
なんだ、結局、最後は人間か…。
と思うのも仕方がないが、注目すべきは作業時間だ。
通常、トレーラー作成には10~30日かかるそうだ。
中間の20日として、1日8時間、仕事をすると160時間。
時給1000円としても16万円もかかる。
ところが「ワトソン」は24時間でつくる!
金額にして2万4千円。
しかも人間が働いたわけでもないので、「映画のトレーラー1万円でつくります」といった商売もらくらくだ。
どっちがすき?
さて、ここで人間が作った16万円(?)のトレーラーを見てみよう。
どうかな?
筆者は「ワトソン」が作ったほうが怖かったように思う。
人間がつくったほうは「ハリウッド的」な演出なので、あんまり怖さが出ていないかな?
日本ホラーに近い怖さが「ワトソン」のほうにはあるように感じた。
なかなか面白い感覚だ。
「ワトソン」がつくった他のトレーラーも見てみたい。
まとめ
今回の例はAIが独自に選び出して作った。
だが、将来的には「AIと人間が対話」して作っていく形が主流になるんじゃないだろうか。
人間はどうしても公平にものをみることが難しい。
それは育ってきた環境や国や考え方などの個性があるためだ。
AIにはそんな人間の「偏った考え方」を修正するような存在であってほしい。
AIと互いに話をしながら「答え」を見つけ出す。
そんな未来を期待している。