【2次元】対スマブラ用AI「フィリップ」登場!プロプレイヤーが勝てない理由と弱点
ソパ!
みんなスポーツしてる?
筆者はスポーツはそれほどでもない。
ただ、一時期バーチャファイターにハマっていたので、動体視力はそこそこだと思っている。
今回は、動体視力を鍛えても勝てなさそうなAIの話題。
もくじ
「スマブラDX」で猛威をふるうAI
AIの「フィリップ」が「スマブラDX」に参戦!
などと、のんきに構えている場合ではない。
「フィリップ」はスマッシュブラザーズDX用に学習したAIだ。
その「フィリップ」の戦歴は8勝5敗。
見事に人間に勝ち越している。
対戦相手となった「Gravy」氏は世界屈指のプロスマブラー。
そんな氏も次のようにコメントしている。
フィリップは確実に神レベル。これに勝てるプレイヤーがいるか分からない
ここで対戦動画を見てみよう。
プレイヤー2を使っているのが「フィリップ」だ。
ファー!
もはや、どっちがAIなのか、人間なのか分からない動きだ。
それくらいAIの動きに不自然さがない。
いや、常人からみたらどちらも不自然か…。
「フィリップ」製作者は次のようにコメントしている。
最初はゲーム内のコンピュータより弱かった。何度もAI同士を対戦させて、1週間放置しておいたら自分でも勝てなくなっていた。
AI同士の相互学習が人間を超えることの証だ。
しかも学習期間は1週間。
その間、人間は放置しておくだけでいい。
人間の初心者であればやっと操作に慣れるころだ。
それほどの短期間でプロ以上の結果を出せるという事実に驚く。
ゲーム以外の分野でも同じことが起きる。
そう考えてしまうのは早計だろうか?
「フィリップ」の強さ
人間が「フィリップ」に勝てない理由がいくつかある。
スマブラには「ダッシュダンス」と呼ばれるワザがある。
前後に素早くダッシュすることで、次の手を読ませないようにする。
バーチャ2の「台湾ステップ」と似た感じだ。
「フィリップ」はこの「ダッシュダンス」を使うことができる。
スマブラは相手をステージから落とすゲームだ。
落ちる相手が上がってこれないと判断した場合、それ以上は追撃しないで待つ。
なぜなら、逆に自分が落ちてしまうリスクがあるからだ。
ところが「フィリップ」は待つことをしない。
徹底的に追撃する。
人間の反応速度は一流のアスリートでもおよそ「200ミリ秒」と言われている。
ゲームなら、0.2秒で状況を判断し、コントローラを操作する速さ。
コンピュータの一般的な表示速度である60fpsなら12フレーム。
ところが、「フィリップ」は「30ミリ秒」で反応する。
たった0.03秒。
60fpsの1フレームが0.16秒なので、その凄まじい反応速度がわかる。
文字通り人間離れしている「フィリップ」に人間が勝てるはずもない。
「フィリップ」の弱点
無敵と思われる「フィリップ」にも弱点が存在する。
ステージ端で相手がしゃがむと、「フィリップ」は何をしていいかわからなくなる。
その結果、自殺するというのだ。
これは、1983年に公開された映画「ウォーゲーム」に似たAI対策だ。
AIにマルバツをさせて、必勝法が無いことを教えて核戦争を止めるというものだ。
その頃から、AIは人間の予期せぬ行動には対応できないと考えられている。
「フィリップ」に限らず、AIにはそういった穴がある。
AIと言えど、人間が作り出したプログラムであることに変わりはない。
「バグのないプログラムは存在しない」
技術者の間では当たり前のように語られている。
この事実こそが、対AIへの対策になるのかもしれない。
どうしてもAIに勝ちたければ、バグを探すのがてっとり早そうだ。
まとめ
ゲーミングAIもいろいろ出てきた。
でもスマブラで勝てないのは、流石にキツイ。
というか、1年前にはまだフラッピーバードを攻略するくらいだった気がする。
それがいまやスマブラ。
こりゃ、スタークラフトでプロに勝つのもすぐだろうな。
他の方のブログも見たいかたはコチラからどうぞ
▼▼▼ブログで仲間をあつめよう▼▼▼